[ 概要 ]

Opera との同期に関する仕様・注意点を記載します。

また、[ 管理コンソール ] → [ チャネル ] → [ チャネルを追加します ] ボタンからチャネルを作成する手順を説明します。


[ 目次 ]

  • Opera との同期仕様

  • チェックイン準備時の Window 推奨設定

  • 接続時の事前準備

  • チャネルの作成手順

  • 留意点


[ 詳細 ]

  • Opera との同期仕様

予約情報の取得

予約情報の取得は、現状パフォーマンス上の理由でチェックイン3日前からの取得になっています。 チェックイン4日前以降の未来予約は取得されません。


宿泊者情報の登録

AirHost で収集された宿泊者情報は、Opera に自動同期されます。 同期対象は、名前や住所、国籍などの事前定義されたテキスト情報のみです。 カスタム項目やパスポート写真等の画像データは同期されません。


請求情報の取得/支払い情報の登録

請求情報の取得方法は、チェックイン時とチェックアウト時で動作が大きく異なります。

Opera では、OTA 決済済みのなど、宿泊費が事前清算されている予約を手動で確認・設定を行う必要があるため、事前チェックインフローでの清算は、運用上困難です。 AirHost での決済実施は、チェックインフローかチェックアウトフローでの実施になります。


< チェックイン清算 >

CL 等、「基本料金が支払われているかどうかを示す支払タイプ」として設定されたコードが設定された Window 内にある Room Charge は、事前支払い済みとして請求しません。

BTAX 等、「チェックイン前にお支払いいただく package code」に設定されているパッケージコードの項目だけを請求対象とします。


チェックイン前に OTA ポイントやクーポンなど割引金額を Payment としてを AirHost 側に取り込むことが出来ません。OPERA側のユーザー定義(User Defined field)のフィールドで「OTA Point」という入力欄を追加し、割引料金(ポイントとクーポンの合計数値)を入力することで AirHost 側での清算金額に割引を反映することができます。Opera チャネルの「割引ポイントのコード識別」に設定されたコードで対象のユーザー定義を識別します。


もちろん、予約がチェックインされてから、フロントは「Post Payment」でポイントの処理も必要です。


また、チェックイン前、Opera 側で Billing ウィンドウがまだない状態です。 AirHost 側で支払いがあった場合、Deposit 支払いとして登録され、これに伴って Opera 側では Window の既定の Payment Type が AirHost から送ったもの(KIOSKなど)で上書きされます。 チェックイン後の支払いは Billing に登録されるため、既定の Payment Type が上書きされることはありません。


<チェックアウト清算>

Window1 内の未清算金額のみを清算対象になります。 また支払いも Window1 に対して送信されます。

チェックアウトの際、Window1 以外の Window に未清算金額がある場合、AirHost では清算が出来ない為、フロントでの清算をお願いするメッセージが表示されます。



チェックイン/チェックアウトステータスの登録

AirHost 側でチェックイン、チェックアウトを行うと、Opera 側に即時反映されます。

特にチェックアウト時は、清掃員に即時伝達されるため、お客様への退室に関するご案内を徹底する必要があります。



  • チェックイン準備時の Window 推奨設定

以下のように設定することで、宿泊費の支払い済み / 未払いの予約を適切に清算することが出来ます。


支払い済みの予約

Window1:(PaymentType : CL)Room Charge

Window2:(PaymentType : CA)Bath Tax / Accommodation TAX 等


未払いの予約

Window1:(PaymentType : CA)Room Charge / Bath Tax / Accommodation TAX 等



  • 接続時の事前準備


以下、情報をOracle(コンサルタント)担当に提供依頼します。


KIOSK interface 情報

Property Name

Property code

Chain code

Domain

Service URL(*テスト環境を利用する場合には、本番環境設定時に変更する)

Service Account ID

Service Account PW

Opera側で "支払い済み" を定義する Payment method(CL など)


*定期的にInterfaceアカウント更新があるため、変更時には手動で対応が必要になります。


Payment type 情報

AirHost 側で支払いをさせる場合、"KIOSK" 等の「チェックイン/チェックアウトに使用したカードの種類」に設定したカードタイプを Oracle(コンサルタント)担当に伝え、Opera側での設定を依頼します。



OTA Profile 情報

Operaで定義されている販売先(OTA等)情報の提供を依頼します。 Opera から取得した予約のOTAを識別するために利用します。


Package code 情報

事前チェックイン・チェックインフローで宿泊費以外の決済が必要な場合、決済対象のパッケージコードの提供を依頼します。

例:宿泊税、入湯税、朝食代、等のパッケージコード


  • チャネルの作成手順

チャネルは、Opera interface アカウント毎(施設毎)に追加します。


チャネル情報の設定例

- ユーザー名:Service Account ID

- パスワード:Service Account PW

- Opera IP/URL:Service URL(haXXXXXX.com 迄)

- Domain

- Chain Code

- 夜間監査の時間:更新の時間(*夜中 4:00 AM推奨)

- 支払いに使用したカードの種類:KIOSK

- チェックイン/チェックアウトに使用したカードの種類:KIOSK

- 基本料金が支払われているかどうかを示す支払タイプ:Opera側で "支払い済み" を定義するPayment methodを設定する

- 割引ポイントのコード識別(*利用ない場合は、適当なテキスト追加)


チャネル作成後、「チャネルを更新」を実行します。 

施設情報 / ルームタイプ一覧等のデータが取り込まれてくると接続は完了です。



  • 留意点

- チェックインを行う場合、事前に予約に部屋のアサインされていて、部屋の清掃ステータスが Inspected である必要があります


- OTA Point / Member Discountの利用がある場合、チェックイン時の精算情報取得のため、必ず事前にOperaから手動で入力作業を行ってください。


- Package codeは、一度AirHostに取り込まれると削除することはできません。


- 料金プラン(Rate code)変更に伴い、削除が必要な場合には、Operaにて予約を再作成する必要があります。


- チェックイン・アウトのステイタスは、Operaに即時反映されます。 特にExpressチェックアウト実施後、清掃員に即時伝達されるため、お客様への退室に関してのご案内を徹底してください。